漆器のお手入れ方法

漆器というと、お手入れが大変…。
そんなイメージを持たれている方も
多いのではないでしょうか?
でも、実はそんなに
難しいものではありません。
ちょっと気をつけていただくだけで、
簡単にお手入れをすることができます。

STEP 1

お盆や、汚れの少ないお皿などは、
ぬるま湯で柔らかいスポンジを使い、
さっと洗うだけで汚れが綺麗に落ちます。

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STEP 2

油汚れには、食器用中性洗剤を
柔らかいスポンジにつけて、
優しく洗ってください。

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STEP 3

洗い終わりましたら、乾かないうちに
柔らかい布巾で、水気を拭いてください。
布巾で拭くことで、水滴跡も残らず、
毎日繰り返すうちに、自然に表面が磨かれ、
漆器のツヤが増していきます。

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STEP 4

普段使いの汁椀やお皿などは、
直射日光の当たらない食器棚へ
しまってください。
普段使わないお客様用の器や、
正月用の器などは、
柔らかい紙や布に包んで、箱に入れ、
乾燥しすぎない場所に保管してください。

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ご飯ものの
こびりつきの落とし方

ご飯などがこびりついた時は、
内側にぬるま湯をはって、
10分ほど置いてから洗ってください。
そうすると、スポンジで
こびりつきが簡単に落ちます。

漆器を扱う時の注意点

直射日光を避ける

漆器は、紫外線が苦手です。
長時間、直射日光にあてると、
変色の原因になります。
ご使用、保管の際は、
直射日光を避けてください。

極端な乾燥を避ける

漆器の中身は、天然の木材のため、
極端な乾燥、湿気が苦手です。
極端に乾燥させると、
割れや歪みの原因になります。
電子レンジ、食器乾燥機の
ご使用はお控えください。

硬いもので引っ掻かない

ガラス、陶器、金属などの硬いもので
漆器を引っ掻いたりすると、
傷がついてしまいます。
漆器を洗う時は、硬いものと分けて洗ったり、
柔らかいスポンジを使用すると
傷が付きにくいです。

長時間、湯水に浸さない

漆器を長時間、湯水に浸したり、
汁物を長時間入れっぱなしにしないでください。
剥がれや歪みの原因になります。

煮えたぎった熱湯を注がない

煮えたぎった熱湯を注ぐと、
変色の原因になります。
人が飲めるくらいの温度であれば、
注いでも問題ありません。


以上の点を注意していただければ、
そんなに神経質になる必要はありません。
漆器も、人間が苦手なことは、苦手なのです。
人も、日差しが強いと日焼けし、
乾燥したところでは喉が渇き、
硬いもので引っ掻けば怪我をし、
長時間水に浸かるとふやけてしまいます。
また、煮えたぎった熱湯を飲めば
火傷をしてしまいます。
そんな、人が苦手なことを避けていただければ、
漆器は長持ちさせることができます。

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